中華DCリール徹底レビュー!特許切れで誕生した格安DC×BFSの実力 ブラックバス釣り


シマノの初期DC特許が海外で切れはじめたことで、これまで存在しなかった「格安DC」というジャンルが一気に登場し、中国釣り業界の話題になりつつある

そして今回私が手にした Purelure CHEETAH AIR(チーターエア) は、その中でもそこそこ注目度の高い1台

それがこちら

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

Purelure CHEETAH AIR

こいつ・・・なんとBFS機の枠組みなのか・・・・DC×BFSと言う雰囲気w

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

こいつ・・・総重量驚きの132.9g((((;゚Д゚))))マジカ!!

世界最軽量のベイトフィネスがAbuGarcia Revo LTX-BF8の129gだと考えると、驚異的な軽さ・・・

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まさかのCarbon fiberフレームだと・・・しかも11ベアリング・・・で全てステンレスベアリング((((;゚Д゚))))

DCで・・・この軽さで・・・カーボンで・・・11ベアリングで1万ちょい・・・

1万ちょい((((;゚Д゚))))

ではその全体像を一緒に見ていきましょう

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

正面は無難に地味に格好良いwww

所々にある紫のさし色が昭和世代にグッとくるw

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

クラッチに少しチープさを感じてしまうが、まぁそこは価格ではよく頑張っている感じがする

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

ブレーキ部もシンプルでまぁ・・・・・

ここで、ん?なんだこれ?っと思われた方、流石ですww

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何だか見慣れない部分あるなぁっとお感じになられたはずwww

謎の部分をそれぞれ説明しますねw

ブレーキ調整の左側にある上下の部分ですが・・・なんとこの部分LEDになっていて、キャストするとフラッシュ点滅します(;'∀')

まぁこれは日本の文化と中国の文化の違いと言いますか・・・中国製品は例えばPCマウスでも無茶光るものが多いのですが、そういった派手なものが売れる傾向になります

その為DC機構で発電して余っている部分でLEDを発光させていると言う感じです

ただこのLEDのフラッシュ点滅はただ光るだけではなく

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

3モードで光り方が変わると、投げたときにわかるように?も一応なっております

サイレントモードもありますのでご安心ください(=゚ω゚)ノ

そして先ほどの写真にあった3とMの表示が、その位置にブレーキを合わせてキャストするたびにモードが変わると言う謎機構になっています(;'∀')

モードをスイッチなどで切り替えるのではなく、キャストすると切り替えるように電子制御している??

何でこんなことをしたのか?

私の勝手な想像ですが、スイッチで切り替える機構を作るとその分重くなるので、プログラム側で切り替えをしているのではないかと想像しています

まぁ基本的にはほとんどの人がロングキャストモードでの使用だと思うので、切り替えることは無さそうです

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

次にハンドル部、こちらは私は好きな形状でしっくりときます

何よりベアリング内蔵でかなり巻き心地がよろしいです(*´ω`*)

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そしてこちら、ドラグ音もメカニカルのクリック音も共に装備しており、微調整のフィードバックがしやすくて好印象((((;゚Д゚))))スゲー

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レベルワインダーがメガホン型で、レベルワインダーの手前に1つ普通はないバーがありますよね?

これってPE使用を想定してついているそうです

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メーカー写真の通りハンドルもカーボンでした・・・中国って写真通りの物来ないこと多いので今回は凄く感心したw

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

ロックは裏側のこの位置にシンプルな機構

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

今回驚いたのは、写真では少しわかりにくいかもしれませんが、ボディーとスプールとの隙間が以前の中華リールと違い、かなり精密に仕上がっていること

中華DCリール Purelure チーターエアの外観レビュー 側面からの全体写真

ロックを外すとDCユニットがお目見え・・・まぁ初期DCのユニットなのでここに文句を言ってあげては可哀そう

今後これを同改良していくのか、より上を目指していくのか、それが楽しみではあります

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今回少し残念だったのがこちらのスプール重量

かなり頑張った感はありますができれば7g前後にしてほしかったなぁ~っと言う感じ

ただ・・・多分ですがCHEETAH AIRって替えスプールあるんですよねぇ・・・それが何と・・・4.8g

これが交換できるのか一個前のモデルなのか、それを聞いてみないと何とも言えませんが、交換できればもう突っ込む部分が無いクラスなのでは(;'∀')

もし交換できれば・・・総重量128.32g世界最軽量を超す(;'∀')???

それでは先ほどラインを巻いて試し投げに行ってきましたので、その感想を順に書いていこうと思います

ただこちらはバス釣りのPEラインでのパワーPEフィネスを主体としていますので、渓流や他の釣りの方は参考になりませんのであしからずw

まず良かった点から・・・

DC音は少し高音で控えめで、「キィーン」と鳴るが、シマノのような“存在感の強さ”はなく、うるさすぎず、むしろ丁度いいとおもう

とにかく軽く(133g)ベイトフィネス機として、手首の負担がほぼゼロで長時間の釣りでも疲れにくいと思う

ベアリング数 11(ステンレス)のおかげで、回転の滑らかさも十分で、巻き感は想像以上に良かったが、日本の最上位機種と比べず価格を考えてくださいw

10g程のものを投げるとかなり安定するし、DCが仕事しているのを少しだけ感じられる

1万ちょいで日本ではどう考えても作れない性能とコストパフォーマンス・・・

次に悪かった点がそれほどないので、少しだけ気になった点を・・・

モード切替が独特すぎて、もういらないのでは?と思うw

DC動作時にLEDが光る、これは完全に文化の違い、中国メーカーは光らせがち(笑)

スプール重量 9.4g がもう一声ほしい、軽量ルアー(3g以下)だと、きつくなる場面があると思う

デザインがややクセ強めなので日本ユーザーには好みが分かれそう

水抜き穴がない?わざとなのか?雨天の使用は少し気になる

テスト釣行時はかなりピーキーな設定で投げていましたのでバックラはでましたが

そこまでシビアに設定しないのであれば普通に投げてて気持ちの良いリールに仕上がっています

結論を言うと・・・

5g以上のルアーなら普通に実戦投入できるレベルの仕上がりで、国内機種と戦っても恥ずかしくないレベルにはできていると思います

初速が極端に軽いルアーはちょい苦手。 ただ、簡易DCの“初速の暴れ抑え”は確実に効いているし

風のある状況ではマグより安定するかも?完全バックラ回避とはいかないが、「軽いものをマグよりは安心」という印象

私みたいにバス釣り使用でも年に数回と言う頻度しか使用しない場合に、わざわざ超高額なベイトフィネスリールが必要か?と言うレベルの人にはお勧めできるかなぁ

ただ、魚を釣りたいだけと言う人向きで、高額なリールを所有したいと言う人には当然向かないリールwww

でも、皆さんも薄々お気づきかと思いますが、バス釣りが下火でベイトフィネスに特化したリールって最近新製品でいいの出ていないんですよねぇ・・・

下火なバス釣りでしかも、さらに範囲の狭いベイトフィネス機は予算をペイできないので、過去の良いものを買うかしかないのですw

今回購入したPurelure CHEETAH AIR(チーターエア)は割引入れて11261円(送料込)

確かにDCといっても、日本のシ〇ノさんのDCのように「回転数をリアルタイム解析するマイコン」ではなく

“回転変化を感知→一定のタイミングで磁力制御”という簡易電子制御方式だとは思います

初速の爆回転には“追従しにくい”だろうけど、中盤以降はいい感じでブレーキが効き、マグよりは“荒れにくい?”のではないかと・・・

テストではPEでのノーサミングでキャストしていましたが、DCが仕事していると感じるのは暴れ始めてすぐ抑えてる感がすごくあった

これ以上は普通にサミングでいいのではないかと感じましたw

完全なDC制御ではないとはいえ、一応手助けはしてくれていると感じられる機種には仕上がっていました

次回釣行から少しずつ使用していきその真価を見極めていこうと思います

ベイトフィネス機を持っていない、そこまで極端に軽いものを投げないと言う方

一回軽めのPEベイトやってみるかなぁっと言う方、試すにはかなりお勧めの機種となります

一緒にキャストしてLEDピカピカさせましょう(=゚ω゚)ノ

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