3Dルアービルダー(気分だけ)への道Ⅲ トップコート編

さて、不人気記事シリーズも今回で最終回(=゚ω゚)ノ

ここまでちゃんと読んでいるあなたはなかなかの変態です(; ・`д・´)

そして最終回の今回は悩みの尽きないトップコート編!(-_-;)

本来であれば、ルアービルドで使用するトップコートとしてはセルロースセメント、ウレタン、エポキシという選択肢が基本になってくるかと思いますが

今回は速度優先ということで、レジンコートを試してみようと思います

レジンコートと言ってもその種類がいくつかありますが、今回はせっかく購入した

UVライト レジン用 ジェルネイル 28w

UVライトを使ったレジンコートをやってみようと思いますがそれでも

UVレジンとUVLEDレジンの2種類があります

UVレジンは紫外線硬化樹脂で紫外線(UVライト)で固まります

UVLEDレジンは紫外線とLEDライトのどちらでも使用可能なレジンになりますが、UVライトでは少し硬化時間が遅いタイプになります

今回はセリアのUVLEDレジンを使用して制作してみました・・・ダイソーはネタツキが酷かったので彡(-ω-;)彡

強度的にはセルロースセメントや2液エポキシなどと比べると硬度は落ちてしまいますが

ボトムにゴリゴリと当てる使い方をしないのであれば、UVLEDレジンコートでも十分使用に耐えれる、コートだと思っていましたが・・・・

やはりどうしても硬化の強度が弱いので、フックサークルが出来やすい場所など

上の写真のようにその部分から剥がれやすくなりますので長期間の使用には100円ショップの物ではかなり心もとない仕上がりです

なので、短時間で制作してコートも短時間で制作したいと言う事であれば

100円ショップの強度の弱いものではなく、きちんとしたUV-LEDレジンを購入しましょう

お勧めとしては超ハードタイプの

Craft Arrange UV-LED ハイブリッド レジン

こちらあたりの使用が最低限使えるラインになると思います

ただ長期にわたって使いたい場合は、やはりセルロースセメンとか2液エポキシ樹脂の強度が必要になってくると思います

ウレタン系も楽なのですが強度面を考えるとレジンコートと同じく少し実用的では無く弱い印象です

そうなると、匂いや色流れで難しいセルロースセメントはかなり扱いにくくなると思いますので

おすすめはやはり二液タイプのエポキシ樹脂になると思います

ただ二液タイプのエポキシ樹脂は乾燥に時間がとてもかかるので、急いでいる場合は速乾性のものを使って仕上げる形になると思います

タミヤの速乾性エポキシ樹脂は塗布後5分で硬化が始まり、すぐに流れずに固まるので、そちらをオススメします

タミヤ エポキシ接着剤 TM100

2分硬化タイプもありますが、確実に塗っている間に硬化が始まってしまいますので、こちらの5分硬化タイプが現実的ですW

どうしても5分で硬化が始まってしまうので、1個ずつの塗装で、仕上がりも完全に均一にするのはかなり難しいです

ただ、硬化後の強度を考えると最低限の強度もあるので数を作らないのであればお勧めできるものになります

それでもタミヤのエポキシ樹脂の硬度は80d辺りと言う事で、エポキシの中ではそれほど固い部類ではありません

もっと硬度を上げて頑丈に制作したい場合は、硬度90dの

最高硬度エポキシ樹脂 コーティング用 FLAWLESS RESIN(0.4kg)

最高硬度 硬度約90dなので、ここらあたりが自作ルアーとしてはセルロースセメントよりも硬度が固くできて、長期にわたって使用することができるコーティングができるのではないかと思われます

ただ、こう言った硬度の高い製品は、完全硬化に10時間以上は時間を必要とします

樹脂が垂れてくる問題は必ず出てくるので回転モーターを準備するなどの対策は必要になってきます

ただ、仕上がりの均一さや輝きは断然違ってきますので、3Dプリンターを買うのであれば、省スペースで回転装置を設置すればいいだけです

私はネットにかけられるようにパーツを3Dプリンターで自作

WMYCONGCONG 2個セット 同期モーターターンテーブルモーター50 / 60Hz AC 4W 電源コードスイッチプラグ付き

こちらを購入(=゚ω゚)ノ

2個セットで電源コードととスイッチ付きでジョイントも付属されていたので、開封してジョイントでつなぐだけですぐに使用できます

ネット棚にかけられるように、3Dプリンターでパーツを自作

そこにワイヤーを差し込むだけの簡単なジョイントも制作して

トップコートを塗ったら差し込んで終わりと言う、簡単製作にしました(*´ω`*)

1600円程で2台分用意できるのでかなりお勧めです(; ・`д・´)

1日に塗布できる個数は2個までになりますが、売り物を作るわけではないので十分ですW

今回は硬度90dを試しに漬かってみようかとも考えましたが、まぁ80dあるなら別にタミヤでもいいかぁ・・・・何より安いしな・・・

と言う事で今回は

コニシボンド Eセット 100gセット

ガイドのスレッド周りに使用している物の、量が多めの100gセットを選択(=゚ω゚)ノ

使い慣れている物からW

有名な商品なので、知っている方は知っていると思いますが、硬化開始時間に90分、実用強度に達するのに約10時間かかります

それを1週間ほど乾燥させて使用する感じです

1週間待たなくてもと思われるかもしれませんが、ガイドの補修の際の経験では長期間置いておくほうがより固く、表面がサラサラになります

特に冬だと1週間は乾燥させた方が無難な感じですw

ただ、臭いがなくて部屋で作業出来てそこそこ硬い仕上がり

時間はかかりますが最高です

作業工程としては混ぜるエポキシ樹脂の比率によって効果時間なども変わるのですが、基本的には1対0.8でしっかりと混ぜ

本当にしっかりと混ぜます

最低でも5分以上混ぜてください

あと泡が気になる方は付属のヘラではなく爪楊枝などを使用して泡立たないように混ぜてください

混ぜた後はすぐに塗布するのではなく、しばらく10分ほど放置して大きめの泡を抜きます

その後にドライヤーを当てて細かい気泡をできる限り抜きます

あまり温めると有毒ガスが発生する場合がありますので換気扇の下などで行いましょう

ただ100%気泡を抜くことは不可能なのである程度泡が入るのは仕方ないと考えましょう

泡が抜けた二液エポキシを筆などを使ってボディに伸ばしながら塗布していきます

この時、普通の筆でも構わないのですが、おすすめとしては、化粧品コーナーに売られている、化粧用の筆の方が目が細かく毛が抜けにくいのでおすすめです

普通の筆はすぐに毛が抜けてボディに毛が残るのでお勧めしません

使用した筆はアセトン入溶剤を使用し、硬化する前に必ずしっかりと洗い流しましょ

アセトン入りの溶剤は化粧品用の筆を買う際にネイルコートの除去剤として百均で売られています

主成分に必ずアセトンと記載のあるものを購入してください

エポキシを塗り始めると、水飴を塗る感じでなめらかに塗れませんが気にせずガンガン塗っていきます

結構粘度があるので塗っている際に、ガタツキなど結構でますが、これは回転モーターに設置して回していると勝手に、後で均一になります

注意しないといけないのは、塗られていない面が絶対にできていないということをしっかりと確認することです

回転させて10分ほど様子を見て満遍なく塗布されていることを確認してから余ったエポキシ樹脂を捨ててください

塗られていない部分があっても90分以内なら塗ればまだ間に合います

ガタついているので、しっかり塗れているかどうかの見極めは難しい場合がありますが、塗って1分ほど放置、そして観察すると濡れていない部分がわかったりしますので、その段階で追加に塗っても大丈夫です

適当に塗った二液エポキシでも1日乾燥させ回転させるとこの程度には仕上がります

私自身は結構適当なんで、泡が多少入っていてもあんまり気にしていませんが

どうしてもこの泡が気になる方は瓶などに溶剤を作り、それを回転させる装置に入れて回すと泡は抜けます

野菜の水切り用の回転機などを買って回してみるといいかもしれませんW

あと、泡をなくす追加して入れる溶剤なども売られているようですが臭いが気になるところですねW

これでプリントアウト後のテスト品は

①大まかな研磨後に光パテで傷を隠し研磨、ジェルネイル2回下地&研磨 30分

②筆で水性塗装&ホコリ気にせずドライヤー乾燥 30分

③UVレジントップコート 20分

ほぼ気になる激臭も無く、家族の迷惑にならずに部屋でできて、プリントアウトして1時間ちょいでキャストできるところまで完成できますヾ(≧∀≦*)ノ〃

テスト品が出来上がったら、2液エポキシでトップコートをする

多分臭いがなく最短仕上げられるルアーで考えるとこれが大まかな流れになると思います(=゚ω゚)ノ

今までテスト品であってもキャストするまでに数日を要していた開発?スピードがかなり速くなると思いますので

これから3Dプリンターで自分のルアーを作ってみたいという方の参考になれば幸いです(=゚ω゚)ノ

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