PEラインで使うリーダーは何lbがいい?バス釣り・エギングの安全な強度を考える
以前に 『PEラインでリーダーを結ぶ意味』 という記事を書きましたが・・・
では実際、PEラインに何lbのリーダーを合わせればいいのか?
ここで迷う方はかなり多いと思います。
PE1号を買った。
で・・・リーダー何lbにしたらええんや?っとW
強い方が安心なのか?
PEより弱くした方がいいのか?
どこまでなら安全マージンがあるのか?
今回は、バス釣りやエギングなどおかっぱりでPEラインを使う場合を中心に、ある程度の目安を分かりやすくまとめてみようと思います(=゚ω゚)ノ
PEラインとリーダーの考え方をYouTube動画で解説
まずはPEラインの「編み数」と強度を見る
PEラインにはX4、X8、さらにX12など、編み込んである本数に違いがあります。
ここで大切なのは、単純に「X8の方が高級だから上」という話ではありません。
X4とX8では、それぞれ特徴が違います。
X4は1本1本の原糸が太く、障害物周りなどで擦れに対して有利になりやすい。
X8は原糸が細く、表面が滑らかで飛距離や糸鳴りの少なさでは有利になりやすい。
つまり同じ1号でも、編み数や製品ごとに性格が違う訳です。
まずは自分が使っているPEが何号で、何本編みで、表示強度が何lbなのかを確認してください。

例えば単純計算で、X4の1号が18lbなら1本あたり約4.5lb。
X8の1号が20lbなら1本あたり約2.5lbです。
もちろん実際の編み糸は、単純に1本分の強度を足し算すれば全部説明できる訳ではありません。
編み方、コーティング、原糸、製品設計によって変わります。
なので、ここではあくまで「ダメージを受けた時の安全マージンを考えるための簡易的な目安」として見てください。
新品の表示強度だけでリーダーを決めない
では、PE20lbなら18lbのリーダーでええやん。
PE18lbなら16lbでええやん。
っと考えたくなるところですが・・・
おかっぱりでは、もう少し安全マージンを取った方がいいと思っています。
理由は単純です。
PEラインは使っているうちに、どこかで必ずダメージを受けます。
護岸。
石。
木。
ウィード。
ガイド。
キャストや回収の繰り返し。
こういう積み重ねで、見えない傷がどこかに入っている可能性があります。

写真のように毛羽立っていれば分かりやすいですが、ラインが濡れていると見えにくい。
ナイトゲームならなおさら気付きません。
なのでポンコツ管理人は、最初から「PEは新品時の100%強度ではないかもしれない」と考えて組みます。
1本分ダメージしてもリーダー側を弱くする
安全マージンを考える時、分かりやすい考え方のひとつが
原糸1本分くらいダメージしていても、リーダー側が先に弱くなるようにする
という考え方です。

X8なら1本分がダメージしたと仮定すれば、おおまかには7/8。
X4なら1本分がダメージしたと仮定すれば、おおまかには3/4。
もちろんこれも実際の破断強度を正確に再現する計算ではありません。
でも、「PEよりリーダーを1lbだけ弱くしました」みたいなギリギリ設定より、現実的なおかっぱりでは考えやすいと思います。
PEより弱いリーダーを使っているのに、なぜかPE本線が高切れした・・・。
そういう場合、PE本線のどこかがすでに傷んでいて、そこが一番弱い場所になっていた可能性もあります。
だからこそ最初からマージンを取る訳です。
PE号数から見る安全なリーダーの目安
今回、ポンコツ管理人なりに分かりやすくまとめた目安がこちらです。

メーカーにより強度が変わりますので、強度を確認してからご覧ください
表の「安全なリーダー」は、PEが無傷に近い状態から、原糸1本分ほどのダメージを想定した場合までを含めた目安です。
例えば「12~10lb以下」なら、PEの状態が良ければ12lb程度まで、ダメージを強めに見積もるなら10lb以下まで落とす、という見方です。
絶対にその場所から切れるという意味ではありません。
あくまで高切れの可能性を下げるための参考値です。
使いたいリーダーからPE号数を逆算する
逆に
「12lbのリーダーを使いたいんだけど、PE何号にしたらええんや?」
という人も多いと思います。
その場合は逆算した方が早いです。

バス釣りやエギングでよく使う範囲なら、この表でかなり見やすくなると思います。
8lb、10lb、12lb、14lb、16lb、18lb、20lb辺りまでを目安にしています。
これ以上になると、ショアジギングや大型魚など別の考え方も入ってくるので、この記事ではそこまで広げません。
X4とX8はどちらが上という話ではない
ここもよく勘違いされます。
X8の方が値段が高い。
だからX8の方が全部上。
・・・ではありませんW
X8は表面が滑らかで飛距離を出しやすく、糸鳴りも少ない。
一方でX4は1本1本の原糸が太く、障害物周りでは有利になる場合があります。
なので、どちらを選ぶかは釣り方次第です。
飛距離を重視するのか。
障害物周りなのか。
ライトゲームなのか。
根掛かりの多いボトムなのか。
PEの編み数だけで「こっちが正解」と決めるより、自分の釣り場に合わせて選ぶ方がいいと思います。
リーダーを強くしすぎると高切れの原因になる
一番気を付けたいのはここです。
「細いPEで飛距離を出したい」
「でも切られたくないからリーダーは太くしたい」
この組み合わせ自体は気持ちは分かります。
でも、PE本線の実強度よりリーダー側が強くなれば、根掛かりした時にPE本線側が弱点になる可能性があります。
そしてPE本線の途中から高切れすると、長いPEラインが釣り場に残ることになります。
だからポンコツ管理人は、魚を掛けた時の安心感だけでリーダーを決めないようにしています。
切らなければならなくなった時、どこから切れる仕掛けなのか?
ここまで考えてリーダー強度を決める。
それが大事だと思います。
もちろんPEより強いリーダーを使う釣りもある
何度も書きますが、PEより強いリーダーを使うこと自体が間違いではありません。
ロックショア。
大型青物。
歯の鋭い魚。
極端に根ズレが多い場所。
こういう釣りでは、PE本線より太く強いリーダーを長く取る理由があります。
船釣りなら根掛かり地点へ近付いて回収できる場合もあります。
でも、普通のおかっぱりバス釣りやエギングで、特別な理由もなく強いリーダーを付ければいいという話ではありません。
なぜこのPEで、なぜこのリーダーなのか?
それを説明できる組み合わせにしておきたいところです。
最後に
今回の数値は、研究データから完璧な破断位置を算出したものではありません。
メーカーごとの実強度。
ノット。
PEの傷。
リーダーの劣化。
釣り場の状況。
これらで結果は変わります。
なので表はあくまで「おかっぱりで高切れを減らすための安全側の目安」として使ってください。
絶対ではない。
でも、何も考えず組むよりは、PE本線を長く残してしまう可能性を下げられると思います。
魚を掛けた時だけではなく、切らなければならなくなった後まで考えて組む。
そこまで含めて「仕掛け」なんじゃないでしょうか。(=゚ω゚)ノ
出来る限り水の中に危険なPEラインを残さないセッティングを心がけてもらえればと思います<(_ _*)>
※表の数値は、PEラインの表示強度と編み数から安全側に見た簡易的な目安です。メーカー、製品、結束方法、使用状態、傷や劣化によって実際の破断強度は変化します。破断位置を100%保証するものではありません。